東洋機械金属株式会社（本社：兵庫県明石市、社長：田畑禎章。以下「同社」という）は、主力製品である油圧式ダイカストマシンのＢＤ－Ｖ７ＥＸシリーズに「ＢＤ-１３００Ｖ7ＥＸ」をラインアップし、８月より本格的に受注を開始する。

同社は現在、ＢＤ－Ｖ７ＥＸシリーズを１２５トンから１２５０トンまで市場に展開しているが、今回追加されるＢＤ－１３００Ｖ７ＥＸは、シリーズ最大型締力の機種となる。 また同機種はワイドプラテンを標準採用し、急激に進んでいる自動車のｘＥＶ化において軽量・大型化しているアルミダイカスト部品の需要などを主なターゲットとする。

ＢＤ－１３００Ｖ７ＥＸは、大型ダイカストマシンに更なる付加価値を追求するため以下の「３つのＥＸ」をコンセプトに開発した。

■「Ｅｘｐａｎｓｉｏｎ」～型締・押出性能を拡大～

　・ワイドプラテンで横長の金型サイズに対応
　・射出下打ち寸法を大きくして１ランク上の金型に対応
　・１６５０ｔクラスの押出力

■「Ｅｘｃｅｅｄ」～従来性能を超える油圧システム～

　・大容量油圧ポンプを採用し油圧動作を高速化
　・大容量オイルクーラを標準採用
　・大容量ＡＣＣを採用し射出性能を向上

■「Ｅｘｐｒｅｓｓ」～届くまでをスピーディーに～

　・コンパクト設計で1250tonと同じ輸送形態
　・出荷時の分解部品をユニット化
　・現地据付を見据えた改良設計でスムーズな納入が可能