ダイカストマシン出荷累計 一万台を達成
2017年4月3日
東洋機械金属株式会社(本社:兵庫県明石市、社長:十亀和則)は、ダイカストマシンの出荷累計一万台を達成いたしました。
ダイカストマシンとは、溶かしたアルミニウム、亜鉛、マグネシウムなどの金属を金型内に注入し、冷やし固めて製品とするもので、自動車部品から建築資材、家電製品の部品、PC・携帯電話の筐体、さらに玩具にいたるまで多種多様な製品を量産する機械です。
1963年に油圧式80トンの一号機を出荷して以来、半世紀にわたりお客様に役立つダイカストマシンを追求し、国内トップクラスの生産メーカーとして、この2月に出荷累計一万台の大台を突破いたしました。
小型機中心の印象がある当社ですが、近年は中大型機も市場において高い評価をいただいており、1250トンまでの製造販売にいたっております。
1978年発表した油圧式ダイカストマシンは、「ユーザーの求める機械を開発すべき」という理念を継承しながら、現在では高剛性型締装置、センタープレス方式、マルチインジェクションを備えた主力製品となっております。
1980年台後半、世界に先駆けて採用したマイコン制御は、機械の安定性、及びデータ収集、管理能力を格段に引き上げ、現在ではマシンの遠隔操作まで可能とした「SYSTEM600」となり、常に製品品質の向上と省力化に貢献してまいりました。
本機に加えまして、自動化周辺装置、稼働監視プログラムなども自社開発し、純正品によるシステム化で生産量増加に対する効率向上など、鋳造に関する様々な案件をトータルで提案させていただいております。
また産学協同の分野では、金型内の溶湯の直接監視や、鋳造品の評価方法を確立し、より良い製品を鋳造するための研究に積極的に取り組んでおります。
さらに次世代に、より良い地球を渡すために環境対応・省エネにも積極的に取り組み、世界に先駆けて全電動サーボダイカストマシンを上市しております。
この電動化技術を生かした「省エネ小型低圧ダイカストシステム」で2011年に(財)機械振興協会 第8回新機械振興賞・経済産業大臣賞を受賞いたしましたことは、お客さまと共に課題に取り組み、解決までの一端を担うことができた、つまり創業当時からの『お客さまを大切にし、お客さまとともに発展したい』という私たちの思いを評価いただいたことと、ありがたく思います。
これからも私たちは、お客さまの役に立つ技術を磨き上げ、お客さまの商品価値を高める “Customer’s Value Up” を展開し、ダイカスト業界のますますの発展のために精励してまいります。
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