油圧ダイカストマシンをモデルチェンジ
BD-V6 EXシリーズ
2016年4月21日
東洋機械金属株式会社(本社:兵庫県明石市、社長:十亀和則。以下「東洋機械金属」)は、主力製品である油圧式ダイカストマシンの最新シリーズとして「BD-V6 EX」をラインアップし、4月より本格的に受注を開始した。
BD-V6 EXシリーズは、実績あるBD-Ⅴ5 EXシリーズの技術を継承しながら、型締装置と制御系を刷新したもの。半世紀におよぶ東洋機械金属の鋳造技術、技能、ノウハウを結集したスマートマシンとして開発された。
今回ラインアップしたのは、先行販売している型締力200トンのBD-200V6 EXを含め、型締力125トンのBD-125V6 EXから同650トンのBD-650V6 EXまでの6機種である。尚、型締力800トン以上の大型機については、今秋を目途にラインアップ拡充を計画している。
BD-V6 EXシリーズの特長
1.高速タイバー抜き装置(オプション)
固定ダイプレート側のタイバー抜き装置に割ナット式を採用。従来のナット回転方式と比べ動作時間を大幅に短縮でき、段取替えをスムーズに行える。
2.型締機構の剛性アップ
移動ダイプレートとリンクハウジング間にガイドバーを設けることで剛性をアップ。熱膨張等の金型平行度の変化に対応できる型締装置を実現した。
3.センタープレス方式
高度CAE解析によりダイプレート形状を最適化することでたわみを最小化。型締力を金型面全体へ均一に配分し、製品不良を低減する。
4.新制御「SYSTEM 600」
高精度モーションコントロールを実現する「SYSTEM 600」制御装置を搭載。画面サイズも大型化し(従来比1.5倍)、視認性と操作性を向上させた。
5.タブレット対応(オプション)
タブレットPCとダイカストマシンをWi-Fi接続。タブレットPCでモニタ情報の閲覧、条件変更が可能。他のマシンの条件を確認しながら鋳造条件の設定が行える。
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