TOYOは、「プラスチック成形技能検定実技試験」の
サポートを通じて業界の発展に寄与したいと考えています。
毎年7月から8月にかけて、約1ヶ月間に渡り、TOYO本社プラスターCSセンターにおいて、国家試験であるプラスチック成形「射出成形」技能検定 実技試験が開催されます。
TOYOは、1981年より、兵庫県プラスチック工業会からの委託を受け、同技能検定実技試験会場として場所と設備の提供、さらに運営のための人的支援を続けています。毎年、最新鋭の射出成形機、ならびに周辺機器を、検定試験用に準備するとともに、その運営においても、受検者が、スムーズに作業ができるように、そして、試験だけに集中できるように、備品や作業環境の改善を重ねています。
実技試験は、その結果をみますと、1級・2級を合わせた合格率が平均50%を下回る難関です。さらにこの「実技試験」と、8月下旬には「学科試験」が待ち受け、両試験の結果を以って、10月上旬に「合否」が通知されます。もちろん、合否の結果がすべてではありませんが、日頃鍛えた技能を検証する手段として、また、技術研鑽の標として、1級技能士・2級技能士の資格は確かな目標となります。
伝承技能の散逸により、日本の「モノづくり」が危ぶまれる中、プラスチック産業を支える皆様の技能向上に、微力ながらも貢献できるよう、TOYOは、これからも技能検定実技試験のサポートを続けて参ります。
実技試験の前には
試験実機の操作説明会を開催
実技試験:
条件を設定する
実技試験:
良品を選ぶ真剣な眼差し
実技試験は時間との戦いも
実技試験
終了報告も試験の内
プラスチック成形技能士とは、国家資格である技能検定制度の一種で、職業能力開発促進法第47条第1項による指定試験機関(中央職業能力開発協会)が実施するプラスチック成形技能士に関する学科及び実技試験に合格した者をいう。なお職業能力開発促進法により、プラスチック成形技能士資格を持っていないものがプラスチック成形技能士と称することは禁じられている。