MuCell® 微細発泡成形は、超臨界状態の窒素や二酸化炭素を溶融樹脂に添加し、平均セル(気泡)径100μ以下の微細なセルを成形品の内部に形成するプロセスです。 物理発泡の特徴を生かした軽量で高精度な成形品が、自動車、パッケージ、家電製品といった様々な分野、用途で使用されています。
MuCellプロセスの特徴
- ■ ガスの添加による溶融粘度の低下
- ■ 発泡を利用した低圧・低歪み成形
期待できる効果
- ・製品の品質向上・・・寸法精度の改善 (そり・ヒケの改善)
- ・軽量化・・・材料削減、製品重量の削減
- ・型締力低減
- ・サイクルタイム短縮 (保圧時間をカット)
製品事例
マーガリン容器 材質:PP
- ・材料及び重量を6%削減
- ・型締力を40%低減
- ・射出圧力を15%低減、型内圧の低下により薄肉でのインモールドラベルが可能
エアバッグカバー 材質:PP/EPDM
- ・異なる肉厚に対して収縮を均一化、寸法安定性を向上
- ・-30℃環境でのヒンジ特性を向上
- ・材料及び重量を9%削減
- ・塗装製品
MuCellトライ機
電動サーボ射出成形機
スクリュー径:50マル
型締力:180トン
MuCell® 技術の使用には、SCF供給装置(特許実施権含む)の購入契約が必要となります。
詳細につきましてはトレクセルジャパン株式会社(東京都品川区大崎1-6-4, Tel 03-6417-0072)までご連絡お願い致します。